初音ミクとはなんなのか というテーマで各々のイメージを重ね合わせ、EDMとして形にした曲群
2013年夏C84にて発表
これまでバンドで活動していた雲海がその場を自分の机へと変え、ガンプラ並みの気合で制作したディスク。
フリーソフトでどこまでのものをつくれるか
初音ミクとはなにか
という作曲、作詞それぞれのテーマをかかげ構成
「アンテナの降る星」
収録曲
■ ゆるりくるり
■ スカート
■ おやすみプラネット
■ アンテナ
niconicoにて動画投稿完了
せっかくだから
曲についての個別コメント
ゆるりくるり
オニギリワークスの曲として一番初めに作り始めた曲で『アンテナの降る星』全4曲中一番最後に完成した曲
制作に掛かる全てのことが始めてだったものである晩は作業が思い通りに行かずひたすら腐り
ある晩はそれまでの問題が一気に解氷し舞い
ある晩は参考書眺めてるだけで手がつかなかったり
以後今日まで続く日常の始まりとなる曲
曲調から物静かだけれど決して暗くは無い、そんな歌詞が合うだろうと部屋に篭り一人桃鉄100年をプレイするという女の子らしいものを書いたらばまさかのボツでしょげる。
この単語は発音的に入れづらい、横文字単語は使わないでと言われ難儀だった思い出。
暗い人間は後ろ向きという間違った考えが蔓延ってるので暗くても前向きな人間はいるぞと伝われば本望の所存。
最後の最後でサビの歌詞が変わったのに泣いたのも今では良い思い出。
わかるかい?雲海さんよお
スカート
メロをほとんどをピアノで構成。
構成の転換にかますSEもピアノの音にいろいろフィルターかけてSEっぽいノイズに仕上げたり
そもそも何故ピアノだけで構成しようと思ったのかはもう憶えてない。
ゆるりくるりとは対照的に明るいので
マジで、やばい、すごい。
という単語を駆使しそうな女人の曲にしました。
恋とは相手を意識するところからはじまるのかもしれませんね。
ちなみに私はタレントのベッキーが乳房を見せてくる夢を見て以来、何故だか気になる存在になってしまいました。恋かもしれませんね。
おやすみプラネット
DTMで60トラック前後の編集にかかると電気代がハネ上がる。
真冬の深夜に暖房を点けられず上着を4枚重ね着、手袋を嵌めたままの手で鍵盤を叩き、100パック入り400円の日東紅茶で辛うじて暖を取り、鼻水垂らしてガタガタ震えながら作っていた曲。
CDに入る最後の曲(予定)だったのでミクさんの歌詞に。
なるべくプレーンなミクという要望があったので、世に出ているキャラクター性のある初音ミクというよりも歌っているミクさんに人格があったらという体。
寂しげだけど別段ミクさんはその事を気にしていない風。
ミアツカさん絶賛。恋かもしれませんね。
アンテナ
シンプルな構成で広がりを持たせるために、各所うっすらとノイズを仕込みS/N比
※1について学ぶことの多かった曲。
テーマも何もなくRhodes Piano、Glockenspiel、レスリースピーカーオルガンを中心に好きな音だけで構成。
製作期間も短く悩みどころもなかったので作曲者個人として4曲中一番好きな曲。
突如ふってわいた四曲目。
ミクさんにキャラクター性を付けるかと思い書いたのはボツ。
もう一個なんか書いたがそれもボツ。
どうしようと悩んでいた所、清春のお化け
※2が現れ
「CDのタイトルの答えになる歌詞にしなよ」というので
私「御意に」と答えて問題解決。
※1 録音対象となるサウンドとノイズの比率のこと
※2 誰も彼もが脳内に飼う魔物。黒夢のカマキリ保存